
アスリートには休むタイミングを指導するトレーナーがいる
アスリートは常に厳しい競争にさらされています。そのため、「とにかく練習すれば安心できる」「やった分だけ達成感が得られる」という心理が働き、疲れていてもつい練習を続けてしまいがちです。
しかし、ロジカルに考えれば、しっかり休まなければパフォーマンスは向上しません。そんなとき、アスリートにはトレーナーがいて、客観的に状態を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。
例えばランナーであれば、トレーナーが走行距離やタイムを考慮し、「今日は疲れが残っているから、軽めのメニューにしよう」や「今日はトレーニングを休もう」と的確に指示を出し、オーバートレーニング症候群に陥らないようにコントロールしてくれます。アスリート自身が「休むべきタイミングが分からなくなっているとき」に、トレーナーが判断してくれるのです。
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ビジネスパーソンにはトレーナーがいない
よく考えてみると、ビジネスパーソンもアスリートと同じように 競争の中でパフォーマンスを発揮しなければならない存在 です。仕事や家事、育児、介護など、私たちにはそれぞれ、果たすべき役割がたくさんあります。しかし、 ビジネスパーソンには「そろそろ休んだほうがいい」と的確に助言してくれるトレーナーがいません。
もちろん、家族や同僚が「少し休んだら?」と言ってくれることはありますが、アスリートのトレーナーのようにプロの視点で具体的なアドバイスをしてくれる人はいません。そのため、自分自身で「休むべきタイミング」を判断しなければなりません。
自分自身でペースをコントロールする重要性
もし、「休んだら仕事が遅れる」「もっと頑張らなきゃ」という気持ちのまま走り続けると、アスリートと同じようにオーバートレーニング症候群に陥ってしまいます。
だからこそ、「しっかり休んで疲労を回復してから仕事に臨んだほうが、むしろパフォーマンスは上がる」という考え方を持ち、自分でペースを調整することが大切です。
ビジネスの世界にも、休養の重要性を認識し、適切に取り入れる文化が求められています。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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