
日本人の睡眠時間はOECD最下位
OECD(経済協力開発機構)が2021年に発表したデータによると、OECD加盟国の平均睡眠時間は508分(8時間28分)ですが、日本の平均は442分(7時間22分)と、加盟国の中で最下位でした。こうした調査では、韓国と日本がワースト1、2を争うことが多く、韓国の睡眠時間も7時間51分と短い傾向にあります。一方、ドイツはほぼ平均値で、日本より約1時間長く睡眠をとっています。
日本の労働時間は実はOECD平均以下
日本は「長時間労働の国」というイメージがありますが、OECDの2022年の調査によると、日本の年間労働時間は1,607時間で、OECD加盟国の平均1,752時間よりも145時間少ないことがわかっています。意外にも、日本人は世界平均よりも働く時間が短いのです。
しかし、労働時間の短縮が進んでいるドイツは1,341時間と、日本よりさらに266時間も短い労働時間となっています。これは1日8時間労働とすると、日本よりも年間約33日多く休んでいる計算になります。
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日本は休んでいる?韓国との比較
「日本人は働きすぎ」という印象があるものの、統計上ではOECDの平均より休んでいることになります。一方、日本と同じく睡眠時間が短い韓国は、年間労働時間が1,901時間と、日本よりも約294時間長く働いています。これを1日8時間労働に換算すると、韓国の労働者は日本より約37日も多く働いていることになります。
次回のブログでは「他の国との違いは休み方にあった」についてお話しします。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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