
「ソロキャンプ」は攻めの休養の代表格?
最近人気の「ソロキャンプ」。誰にも邪魔されずに自然の中で過ごすひとときは、まさに現代人にとっての贅沢な時間とも言えます。しかし、設備の整ったキャンプ場ではなく、森の奥にテントを張って一晩を過ごすとなると、話は少し変わってきます。夜の森は、まさに漆黒の闇。人によっては恐怖や不安に苛まれるかもしれません。
それでもあえてその環境に身を置くというのは、自分自身に精神的な負荷をかける行為です。しかも、それは誰かにやらされたのではなく、自分の意思で選んだこと。やってみて無理だと思えば、途中でやめて帰ればいい。だからこそ、これは「ポジティブな負荷」と呼べるのです。
「攻めの休養」とは何か?
このように、ただ体を休めるだけではなく、心身に程よい刺激を与えながら休むこと。これを「攻めの休養」と呼びます。
一方で、家で寝たりだらだらテレビを見たりするだけの休み方は、「守りの休養」です。こうした休み方もときには必要です。しかし、それだけでは疲労は抜けきらず、また月曜日から同じ繰り返しになってしまうという経験は、多くの方があるのではないでしょうか。
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積極的に休むという発想
「休養は受け身であるべき」という先入観を捨て、主体的に休むという新しい考え方が、これからの健康には必要です。
例えば、「あえて自然の中に身を置き、静寂と向き合う」「短時間の登山やウォーキングを通じて軽く体に負荷を与える」「趣味に没頭し、達成感や満足感を得る」「学びの時間を作って、自分をアップデートする」など。
これらはすべて、「休む」ことと「自分を整える・高める」ことを両立した時間です。
攻めの休養サイクルで、疲れにくい自分をつくる
私たちは普段、「活動 → 疲労 → 休養」というサイクルを繰り返しています。ですが、この中に「活力」や「回復力」を育む時間を意図的に加えることができたなら、日々のコンディションは確実に変わっていきます。
つまり、従来の「守りの休養」をやめて、心身をリフレッシュし、かつ強くしていく「攻めの休養サイクル」へと切り替えていくことが大切なのです。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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