
疲れているのに負荷をかける?その理由とは
活力を高めるには、あえて自分に何かしらの「負荷」をかけることが有効だとお話ししました。「疲れているのに、さらに負荷をかけるなんて逆効果では?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、適切なタイミングと量の負荷をかけたあとにしっかりと休養をとれば、体はそのストレスに適応し、回復後により高いパフォーマンスを発揮するようになるのです。
パフォーマンスが落ちても、その先に成長がある
たとえば、もとの体力を10とすると、軽い負荷をかけることで一時的に体力は7~8に落ちます。しかし休養を挟めば、回復後には11にまで向上する。その次のサイクルでも同様に負荷と休養を繰り返すことで、12、13と体力が積み上がっていきます。これがいわゆる「基礎体力の底上げ」なのです。
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まずは自分の疲労度を見極めよう
もちろん、現時点で心身ともに疲弊しきっている状態ならば、まずは十分に休んで疲労をゼロに近づけることが最優先です。そのうえで、「少し余裕があるかも」「軽いことならできそう」と思える状態になったときにこそ、軽いウォーキングやストレッチ、短時間の集中作業など、負荷をかけるチャンスです。
負荷→休養→回復。このサイクルが「活力」を生む
「疲れたら、とにかく休む」だけでは、エネルギーは半分ほどしか回復しません。しかし、そこに適度な負荷とその後の休養という「回復サイクル」を加えることで、心と体はより活性化されていきます。疲れたから休むだけでなく、「疲れつつも、軽く動く」こと。これが活力を引き出すための、新しい休み方なのです。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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