当院が採用している矯正用ベッドを用いたガチャンと落とす矯正について詳しく話している動画はこちらになります。
補足:骨が砕けるのか?
砕けるという表現には、固まりの物体が壊れて細かくなるという意味合いがあります。矯正用ベッドによる手技において骨が砕けるほどの衝撃はありません。整形外科勤務時代に、「肋骨骨折」「腰椎肋骨突起骨折」「胸椎腰椎圧迫骨折」を同時に引き起こした患者さんのCT画像で初めて骨が砕けているという現象をみたことがあります。高所からの落下による30代男性でした。ここまでの衝撃により骨が砕けます。そして、車いすからベッドの移乗をするだけでも痛みが強く時間がかかりました。矯正用ベッドにそこまでの衝撃はありません。ですので、誤解を招く表現となります。しかし、矯正用ベッドによる「肋骨骨折」や「椎骨横突起骨折」といった可能性は否定できません。骨粗しょう症の方なども骨折リスクは上がってしまいます。ですので、リスク管理をしなければなりません。
ご予約はオンラインからでも可能です。


同業批判が止まらない整体業界
この整体業界では、「相手の手技を批判することで自分が優位に立つ」という人間が大変多いです。こうした方の特徴としては、自分が知らない手技を批判する傾向にあります。もちろん、今回のように矯正用ベッドによる骨折の可能性は0ではないです。砕けるという表現は誤解を招きますが。しっかりと既往歴を聞き、骨粗しょう症だけでなく、感染性脊椎炎や圧迫骨折といったことにもかなり注意を払わなければなりません。検査が不可能なほどの痛みを訴える方も来院されます。そんな状態で矯正をかけるのはリスクでしかありません。それらを頭に入れた状態で矯正をかけるのかそうでないのかで結果は大きく変わります。そして、同業者の方は自分の知らない手技を安易に否定することは、自分の無知を露呈している行為となります。否定肯定は個人の自由ではありますが、あなたが否定した手技を受けることで患者自身が体の痛みや悩みが改善される可能性を奪っているのかもしれないと考えることができれば患者への不利益につながることもないかもしれません。
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