膝の水を抜くと癖になる?というお話をしていきますが、今回は「水を抜いたのにまた溜まってしまい、また水を抜くという工程がクセになる」という定義で話していきます。

これは、水が出る量が増え、水を回収する機能が減少・停止してしまうことで、膝に水が溜まるというメカニズムになります。そもそも、膝の水は正常な関節でも、この膝の水は含まれています。これは、膝関節の中の組織に栄養を送ったり、関節の中の摩擦を減らす役割として存在します。
では、なぜ注射で抜けるほど、水が溜まるのかという話ですが、関節の中の組織に炎症が引き起こされると、水の量は増えて、水を回収する機能は落ちます。関節が炎症に晒されると、リンパがむくんだり、毛細血管がむくんだりします。そして、炎症部分を中心に好中球といった組織のゴミを食べてる細胞が集まり、炎症をさらに強くしていき、新しい神経や血管が炎症部分に伸びてきます。新しい神経は、普段痛くない動作である歩くこと、しゃがむことなどで痛みを感じ、新しい血管からは、膝の水が送られてきます。こんな状態のときに、膝の水を抜いても、空いた空間にまた水が溜まってしまうため、これがクセになるということになります。
ご予約はオンラインからでも可能です。


実際にこの水は抜くべきかどうかは、膝の関節の状態によるので、安易に抜かない方がいい、抜いた方がいいとは言っていいものではないと把握をしています。ですので、今通われている整形外科や医療機関に聞いてください。それぞれのやり方を教えてくれるかと思います。ただ、膝の水は栄養であるため、うまく利用して使うとかなり有効であると考えていますし、実際の当院でも水をうまく利用して施術すると成績は良いと感じています。整形外科での勤務経験も交えての感想ですが、そう感じています。
膝痛でお悩みの方は、ぜひ一度整体院omoにご相談ください。
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