
疲労の正体を知った今、次は「理想の休養」へ
以前のブログで、疲労の正体についてご紹介しました。今回は、私たちが提案する「理想的な休養の取り方」についてお話ししていきます。
これまで見てきたように、現代人の多くは十分な休養をとれているとは言えません。実際には、疲労を完全に回復させることができず、疲れを溜めたまま生活している人がほとんどです。
今の私たちは「活動→疲労→休養」を繰り返しているだけ
日常のサイクルを図にすると、「活動→疲労→休養」という3つの要素がぐるぐると回っているような状態です。
仕事や勉強、家事、育児、介護……どれも身体や心を使う「活動」です。そして当然のように疲労が生まれ、それを癒すために「休養」をとります。そしてまた「活動」へ戻る。このサイクルを延々と繰り返しているわけです。
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疲労の反対語は「休養」ではなかった
ここで、ある問いを皆さんに投げかけたいと思います。
「疲労の対義語(反対語)は何だと思いますか?」
多くの方が「休養」と答えるのですが、実は違います。辞書を引いてみると、疲労の反対語は「活力」と記されています。つまり、疲労から抜け出すために必要なのは単なる休養ではなく、“活力を回復する”という視点なのです。
休んでいるのに疲れが抜けない理由
活動→疲労→休養のサイクルをスマホの充電にたとえるとわかりやすいでしょう。
活動をすると電池は減り、休養で充電します。しかし、現在の多くの人は十分に休んでも50%くらいまでしか回復していないのが実情です。その状態でまた活動を始めてしまうと、すぐにエネルギーが底をついてしまいます。
これからの時代に必要なのは「活力の注入」
この悪循環を断ち切るために、私たちは「活動→疲労→休養」という3ステップに、もう一つ“活力”を加えるという考え方を提案します。
つまり、活動→疲労→休養→活力という4ステップに進化させるのです。
休養だけでは満タンにできなかったエネルギーを、「活力」というプラスのエッセンスによって補い、次の活動へ向かう。この流れが、真の回復であり、サステナブルな心と体を作るカギとなります。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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