
「最近、しっかり寝たはずなのに疲れが取れない…」
「朝が弱くて、なかなかシャキッとしない…」
このような症状、実は自律神経の“バランス”の崩れが関係しているかもしれません。
アクセルとブレーキ、どちらかに偏っていませんか?
自律神経には、交感神経(アクセル:活動・緊張・集中)と、副交感神経(ブレーキ:休息・回復・リラックス)の2つの役割がありましたね。この2つのバランスがしっかり取れていることが、疲れを残さず、元気に毎日を過ごすためのカギになります。
ブレーキ強め × アクセル弱め → エンジンがかからない
逆に、アクセル(交感神経)の働きが弱い人は、「なんだかやる気が出ない」「動き出すまで時間がかかる」「いつもダルい」「ボーッとする」などの症状が出ます。まるで車がアクセルを踏まずに、ブレーキばかりを踏んでいるようなもので、“前に進まない疲労感”につながります。
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若い人や子供に多い「起立性調整障害」
交感神経の働きが著しく弱まると、特に若年層に多い「起立性調整障害」という不調が出てくることもあります。
「朝、なかなか起きられない」「立ち上がるとフラフラする」「ずっと倦怠感が続く」
こうした症状は「やる気の問題」ではなく、自律神経のアンバランスによって引き起こされる身体のSOSかもしれません。
労を予防するには「どちらもほどよく働くこと」
交感神経と副交感神経の理想的な関係は、アクセルも、ブレーキも同じくらいの力で働けること、しっかり活動して、しっかり休む、緊張したら、ちゃんと緩める。
このように、どちらかが優位になりすぎず、弱すぎず、バランスよく働いていることが、「疲れない身体づくり」の基本になります。
参考元:東洋経済新報社「あなたを疲れから救う 休養学」
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