
今回は、歩くたびに痛むひざ痛のストレッチについてご紹介します。YouTubeを見るとひざに関するストレッチはたくさんありますが、今回ご説明する方法は誰もが一度はやったことのあるストレッチで簡単なのでおすすめです。
特に歩くたびにひざの内側が痛い方には、実際に当院でこのストレッチをお伝えしています。それはアキレス腱伸ばしです。このストレッチを1日30秒4セットで十分に効果を期待できます。歩くたびにひざの内側に痛みを感じている方の多くは、変形性膝関節症の方が多いと思われます。もちろん、内側の靭帯の痛みや関節を包んでいる袋の痛みである可能性もありますが、今回はひざの軟骨に負担がかかっている想定でお伝えします。
ご予約はオンラインからでも可能です。


実際のアキレス腱伸ばし
痛みを感じている足を後ろに下げて、つま先はまっすぐにします。踵が上がらないように前に体重をかけます。ここでひざ痛みを感じる人は小指に体重がかかっているか、そもそも軟骨の痛みが主ではなく内側の靭帯か関節の袋が主の痛みかもしれません。やらないでください。
そもそも歩くという動作は痛みを感じません。それは、軟骨組織自体に痛みを感じる線維はないからです。しかし、とある条件を達成すると神経と血管が流入してきます。それは、軟骨組織と軟骨組織周辺の組織損傷を起こすとひざの軟骨に神経と血管が入ってきます。そうすると歩くたびに痛みを感じる条件が達成されます。では、なぜ軟骨を痛めてしまうのかという話ですが、痛めると聞くと捻ったり、ぶつけたりを思い浮かべると思いますが、多くの変形性膝関節の方は、そのようなことをした記憶はないと思います。これは、長期間の歩き方の癖が悪くて内側の軟骨に機械的なストレスがかかることで発症する可能性があがります。軟骨組織に限った話ではないですが、人間の体は代謝といって細胞は新しく作られています。その代謝の中で細胞を破壊するイベントが必ず起こります。この破壊イベントの量が増えると軟骨がすり減っていきます。このすり減っていくイベントが起きることで体の中では異物扱いとなり、炎症を引き起こします。
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ここまで話を聞くと、膝の内側に体重がかかる歩き方って何?と疑問に思う方もいると思いますが、簡単に言えば小指重心のある茎方が問題であると考えます。足関節の構造上、足首を上にあげると親指方向に、下に傾けると小指側に移動します。この下に向ける筋肉がアキレス腱伸ばしで伸びる筋肉です。だから、歩くたびに軟骨中心の痛みを感じる方は、アキレス腱伸ばしをすることで、小指重心の癖が取れて、機械的なストレスが軽減され、楽になるということです。当院では、親指重心へと補助するテーピングの巻き方もやっていて、膝の痛み施術では良い効果を出しています。
ぜひ、このストレッチを1日30秒4回を続けてみてください。ただし痛みが強くなる場合は、軟骨が主体の痛みではない可能性があるので、控えてください。
ひざ痛でお悩みの方は、ぜひ一度整体院omoにご相談ください。
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